仕事で疲れておなかが空いたのに、スーパーに寄って自炊するのはめんどくさいと感じる人が多いのではないでしょうか?自炊がめんどうに感じる点は買い物や献立を考える手間、調理、後片付けなど多岐にわたりますよね。
この記事では、一人暮らしの自炊の節約効果や自炊がめんどくさいと感じる理由、無理なく節約を続ける方法について解説します。
この記事を読めば、自炊の負担を減らしながら賢く食費を抑えられます。自炊がめんどくさいけど節約もしたい人におすすめの方法は冷凍宅配弁当を始めることです。自分に合った方法で無理せず食事を楽しみましょう。
自炊はめんどくさいけど節約になるって本当?

自炊が節約になる理由は外食とのコストの差によるものです。スーパーでは鶏むね肉100gが100円程度で購入できます。一方、外食で鶏肉を使った定食を食べれば、一食当たり1,000円近くかかることも珍しくありません。
自炊なら同じ食材がより安く手に入り、自分で調理することでコストを下げられます。1食当たりの差額は数百円であったとしても、月単位で見れば数万円の食費の節約が可能です。
自炊がめんどくさいと感じる理由5選

自炊が節約になるとわかっていても、めんどくさいと感じることが現実です。自炊がめんどくさいと感じる主な理由は、以下のとおりです。
- 買い物に行く時間がない
- 献立を考えることがしんどい
- 調理や下ごしらえが面倒
- 後片付け・洗い物が苦痛
- 料理スキルがなくて自炊はハードルが高い
買い物に行く時間がない
自炊がめんどくさいと感じる理由として、買い物に行く時間がない点が挙げられます。仕事が終わる時間が遅かったり、休日も予定が詰まっていたりすると、スーパーに行く時間が無い人も多いのではないでしょうか。
スーパーが近くになければ、さらに行く頻度は落ちてしまいます。結果として肉や野菜などの生鮮食品を買う機会が少なく、冷蔵庫の中はいつも空っぽな状態となります。冷蔵庫に何もなければめんどくさくなって、つい外食やコンビニで買おうと考えてしまいがちです。
献立を考えることがしんどい

献立を考えることがしんどい人は自炊がめんどくさいと感じる傾向にあります。私はレシピを見なければ料理ができず、作るとしても主菜ばかりになってしまいます。副菜はあまりレパートリーもなく、主菜に追加して作る気力が湧きません。
栄養バランスを意識しながら献立を考えたいですが、慣れていなければかなりの労力が必要です。特に一人暮らしの場合は食材を使い切ることが難しく、同じようなメニューが続いてしまいます。
調理や下ごしらえがめんどくさい
調理や下ごしらえがめんどうという点は、自炊のハードルを上げる要因です。野菜を洗って切ったり、肉に下味をつけたりするだけでも時間がかかります。夏場に火を使う調理は暑くて苦痛に感じたり、油が跳ねたりするとめんどくさいと感じてしまいます。
一人暮らしの場合はキッチンが狭いこともめんどうに感じる要因の一つです。簡単な料理でも調理や下ごしらえが負担に感じます。
後片付け・洗い物がめんどくさい

自炊すると食べ終わった後に片付けや洗い物が必要なため、めんどくさいと感じる人も多くいます。食事が終わった後に、汚れた食器や調理器具を見ると疲れが増します。
油汚れのついた鍋やフライパンは洗うときに手間がかかります。一人暮らしの狭いキッチンに食器がたまっていくのを見るだけで、目を背けたくなります。
料理スキルがなくて自炊はハードルが高い
そもそも私は料理スキルがありません。レシピを見なければ料理ができず、冷蔵庫の残り物で料理を作ることは困難です。
レシピを見ても手順がよくわからなかったり、調味料の加減が難しかったりすると、おいしい料理が作れません。料理に失敗すると自信がなくなり「作ってもおいしくないなら外食の方がコスパも良いのでは…」と自炊から遠ざかってしまいます。
自炊のめんどくささを軽減しながら節約する5つの方法

自炊はめんどくさいけど、節約はしたいという人は多いのではないでしょうか。自炊の負担を少しでも軽減するために、以下の方法をご紹介します。
- 調理が簡単な一品料理を作る
- 冷凍の惣菜や冷凍野菜を活用する
- 作り置きして冷凍ストックする
- アプリやAIを活用して献立に悩まない
- 冷凍宅配弁当を活用する
調理が簡単な一品料理を作る
自炊のハードルを下げながら節約したい場合は、調理が簡単な一品料理を作ることがおすすめです。以下の一品料理は簡単に調理ができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
- 丼物
- 麺類
- 具だくさんスープ
一品料理は調理時間が大幅に短縮でき、洗い物も少なくなります。フルタイムで働いている会社員でも、手軽に自炊を続けられます。一品料理で無理なく自炊を続け、外食費が抑えましょう。
冷凍の惣菜や野菜を活用する

冷凍の惣菜や野菜を積極的に活用すると、自炊のハードルが下がります。冷凍の惣菜は加熱するだけで食べられ、冷凍の野菜はカット済みなので下ごしらえや調理の手間が省けます。
冷凍のブロッコリーやほうれん草は必要なときに必要な分量だけ使えるため、食材が無駄になりません。時間がないときでも手軽に野菜を取り入れつつ、食材の無駄による余計な出費を抑えられます。
作り置きして冷凍ストックする
忙しい一人暮らしの会社員には、時間があるときに作り置きをして冷凍ストックすることがおすすめです。週末などにまとめて調理して冷凍しておけば、平日は温めるだけで食事を取れます。
以下は冷凍保存に適しており、一度に多めに作っておけば数日分の食事がまかなえるメニューです。
- カレー
- シチュー
- 煮物
作り置きしておくと平日の自炊の負担が減り、急な外食を防げます。また、冷凍しておけば急な予定が入っても無駄になることがないためおすすめです。
アプリやAIを活用して献立に悩まない

献立を考えることがめんどうだと感じる人は、アプリやAIを活用しましょう。アプリやAIは冷蔵庫にある食材を使って献立を提案してくれたり、栄養バランスを考慮した献立を自動で作成してくれたりします。
献立アプリやAIを活用することで毎日の献立を考える手間が省けます。買い物リストも自動で作成されるため、スーパーでの無駄な買い物が減る点もおすすめする理由の一つです。精神的な負担を減らすと自炊が続けやすくなり、結果として節約につながります。
冷凍宅配弁当を活用する
買い物に行きたくないし、下ごしらえや調理もしたくない人は、冷凍宅配弁当の活用がおすすめです。冷凍宅配弁当は栄養バランスを考えられたメニューをプロが調理しています。冷凍宅配弁当は以下のように多くの種類があります。
宅配弁当は冷凍された状態で届き、電子レンジで温めるだけで食べられます。献立を考えることや買い物、調理、洗い物のすべての手間を省けるため、忙しい一人暮らしの会社員におすすめの選択肢です。
一食当たりの単価も600円程度のため、外食やコンビニで買うより安く済み、食費の節約につながります。
【おすすめ】冷凍宅配弁当で「節約・時短・栄養バランス」を全部かなえよう!

自炊したくないけど外食よりも節約しながら栄養バランスを整えたい人には、冷凍宅配弁当がおすすめです。おすすめする理由は以下のとおりです。
- 1食600円以下なので外食より安い
- 管理栄養士監修で栄養バランスが整っている
- 冷凍宅配弁当は電子レンジで温めるだけで食べられる!洗い物もゼロ
- 冷凍なので無駄なし・食材ロスゼロ
1食600円程度で外食より安い
冷凍宅配弁当の多くは1食当たり600円程度で利用できるため、外食よりも経済的です。外食では800円〜1,000円以上かかることがほとんどですが、宅配弁当なら手軽に食費を抑えられます。
例えば、週に5回1,000円の外食をしていた人が宅配弁当に切り替えると、月当たり8,000円の節約になります。
管理栄養士監修で栄養バランスが整っている

冷凍宅配弁当の多くは管理栄養士が監修しているため、栄養バランスが整っています。外食はカロリーや脂質、糖質が高くなりがちですが、冷凍宅配弁当なら栄養バランスがしっかり計算されています。
野菜不足が気になる人や、カロリーをコントロールしたい人は、専門家が考えたメニューがおすすめです。
冷凍宅配弁当は電子レンジで温めるだけで食べられる!洗い物もゼロ
冷凍宅配弁当は電子レンジで温めるだけで調理が完結し、洗い物も一切出ません。仕事で疲れて帰宅した後は、手間をかけず温かい食事を食べられると嬉しいですよね。
冷凍宅配弁当は調理や後片付けの手間がないため、自炊がめんどうな人にとって大きなメリットとなります。
冷凍なので無駄なし・食材ロスゼロ

冷凍宅配弁当は冷凍保存できるため、食材の無駄やロスがありません。必要なときに必要な分だけ温めて食べられ、冷蔵庫で食材を腐らせてしまう心配がなくなります。
食材費の無駄がなくなり、効率的に食費を管理できます。
自炊がめんどくさい人向けの簡単節約レシピ5選

毎日しっかりとした献立を用意しなくても、自炊を一部に取り入れるだけで節約につながります。自炊初心者でも簡単に作れる以下のレシピをご紹介します。
- 具だくさんみそ汁で栄養満点
- 卵チャーハンはコスパ最強
- 鍋料理は洗い物も1つだけ
- 蒸し野菜+ドレッシングだけの時短副菜
- カット野菜+レトルトカレーで5分調理
具だくさんみそ汁で栄養満点
自炊がめんどうな日でも、具だくさんみそ汁は手軽に作れるレシピです。冷蔵庫の残り野菜や豆腐、ワカメなどをたっぷり入れれば、簡単に主菜と副菜を兼ねた料理が完成します。きのこや豚肉を入れれば、味わいやボリュームもアップします。
洗い物も少ないため、忙しい日でもサッと作れてコスパ良く栄養満点の食事が準備できます。一度に2人分作り、2日に分けて食べると負担が減るためおすすめです。
材料(2人分)
- 水:400ml
- みそ:大さじ1.5〜2
- にんじん:1/2本
- 玉ねぎ:1/4個
- 小松菜:1株
- しめじ:1/2パック
- 木綿豆腐:1/2丁
- 乾燥わかめ:ひとつかみ(約2g)
- 豚こま肉:50g(お好みで)
作り方
- 野菜と豆腐を食べやすい大きさに切る
- 鍋に水を入れて中火で加熱し、にんじんと玉ねぎ、しめじ、豚肉を加えて5〜6分煮る
- 小松菜と豆腐、わかめを加えてさらに1〜2分煮る
- 火を止めてから、みそを入れて溶く
- 器に盛り付けて完成
卵チャーハンはコスパ最強

卵チャーハンは、冷蔵庫の残りご飯と卵があれば作れるコスパ最強の節約レシピです。ねぎやハム、冷凍ミックスベジタブルなどを入れれば、彩りや栄養もアップします。
調理時間は5〜10分程度なので、手軽に食事を済ませたいときにぴったりです。外食のチャーハンに比べて圧倒的に安く、自分好みの味付けにできる点が魅力です。
材料(1人分)
- ごはん:茶碗1杯(約150g)
- 卵:1個
- 長ねぎ:1/4本(小口切り)
- ハム:1枚(細切り)
- 冷凍ミックスベジタブル:大さじ2
- しょうゆ:小さじ0.5
- 塩こしょう:少々(お好みで)
- 油:大さじ1/2
作り方
- フライパンに油を熱し、溶き卵を入れて半熟に炒める
- ごはんを加え、卵とよく混ぜながら炒める
- ハムとねぎ、ミックスベジタブルを加え、全体がなじむまで炒める
- しょうゆと塩こしょうを加えたら完成
鍋料理は洗い物も1つだけ
鍋料理は1つの鍋ですべての調理が完結するため、洗い物が少なく、手軽に作れる節約メニューです。野菜や肉、きのこ、豆腐など、好きな具材を入れて煮込むだけで、栄養満点の食事が完成します。
余った野菜を冷凍しておいて鍋に入れると、食材が無駄にならずおすすめです。
材料(1人分)
- 水:400ml
- 顆粒だし:小さじ1
- 白菜:4枚
- 長ねぎ:1/2本
- しめじ:1/4パック
- 木綿豆腐:1/4丁
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用):80g
- にんじん:1/4本
作り方
- 野菜と豆腐、豚肉を食べやすい大きさに切る
- 鍋に水とだしを入れて火にかける
- 煮立ったら具材をすべて入れ、中火で10分ほど煮る
- 火が通ったらポン酢やごまだれで食べる
蒸し野菜+ドレッシングだけの時短副菜

蒸し野菜にドレッシングをかけるだけの副菜は、忙しくても手軽に野菜が食べられるレシピです。野菜を切ってレンジで温めるだけなので、手間がかからず準備できます。
材料(1人分)
- ブロッコリー:1/4株
- にんじん:1/4本
- キャベツ:1枚
- お好みのドレッシングまたはポン酢:適量
作り方
- 野菜を一口大にカットして耐熱皿に入れる
- ラップをふんわりかけて、電子レンジ(600W)で3〜4分加熱する
- 火が通ったら皿に盛り、ドレッシングやポン酢をかけて完成
カット野菜+レトルトカレーで5分調理
スーパーで売っている袋入りのカット野菜をレトルトカレーに加えると、手軽にボリュームがあるカレーが完成します。肉を加えたければ、豚こま肉を一緒に煮込めば満足度が上がります。
調理時間は5分程度で洗い物も鍋のみなので、自炊がめんどくさい日でも気軽に作れます。
材料(1人分)
- カット野菜(炒め用ミックスなど):1袋(約150g)
- レトルトカレー:1袋(180g)
- 豚こま肉:50g(お好みで)
- 油:小さじ1
作り方
- 小鍋に油を熱し、豚こま肉を炒める
- カット野菜を加えて中火で2〜3分炒める
- レトルトカレーを加えてさらに2分ほど温める
- ごはんと一緒に盛り付けて完成
自炊がめんどくさい人が節約するには

自炊がめんどうだけれど節約したいときに大切なことは、時間とお金、栄養バランスを上手に取ることです。節約のために無理に毎日自炊をして、時間や精神的な負担が増えてしまうと本末転倒です。頑張りすぎないようにしましょう。
週に数回だけ料理を作ったり、カット野菜を取り入れたりするなど、自分が続けられる仕組みを見つけることがおすすめです。
節約と栄養バランスを両立したい場合は、冷凍宅配弁当がおすすめです。冷凍宅配弁当は調理済みで栄養バランスも考慮されており、電子レンジで温めるだけで食べられます。1食600円程度の商品が多く、外食やコンビニ食よりに比べてコストが抑えられます。
自炊がめんどうでも選択肢は複数あるため、ライフスタイルに合った方法を見つけて賢く節約しましょう。